14. 【社会の追い風】

 他の9つの変容促進プロセスと異なり、どのステージにおいても用いられるのが「社会の追い風」である。これは、現在の問題行動に代わる代替行動や、あるいは問題行動のないライフスタイルが、社会において受け容れられていることに気づいたり、そのための社会的資源を利用しようとすることである。禁煙の場合には、禁煙外来の利用、OTCのニコチンパッチやニコチンガムの利用、その他の医療外の禁煙グッズの利用、職場の禁煙化、禁煙の飲食店や交通機関の利用などや、喫煙率低下のデータの利用などが挙げられる。

 禁煙カウンセリングの現場では、会話の中で話題として採り上げることにより要支援者の気づきを促したり、利用を促したりすることが考えられる(問いかけの例はこちら)。





 



 


ページトップへ戻る