2)ニコチン依存症について理解を深める
  なぜタバコを吸うんだろう?と問いかけ、ニコチンが脳を支配しているということを実感できるようなたとえ話などで理解を深める。

図などを用いて話すとわかりやすい





 【会話例】
・ ニコチンをえさにして増えるニコチン虫がどんどん増えて、「ニコチンくれくれ」って騒いでいるんだ。ニコチンをやらないようにして、この虫を退治しよう。
・ ニコチンが減ってくるとタバコが吸いたくなるってわけさ。ゲームのキャラクターみたいに、コントローラーに操られているなんて、悔しいじゃないか。

3)若者が吸ってしまう背景を説明する
 好奇心が旺盛で、不安を抱きながらも大人への憧れをもつ青少年が「大人の象徴」としてタバコにひきつけられるのは自然の摂理である。それを悪用して、タバコを売るための販売促進活動が長く行われてきた。欧米ではその真実を知らせることで飛躍的に若者の喫煙率を下げてきた。「Don’t be duped(騙されるな)」が青少年の禁煙を推進する合言葉になっている。  
 日本では、まだまだ「吸っている未成年は不良だ」という認識が主流で、反省文を書かせたり叱責したりしている学校も多い。これだと自己肯定感が育たず、行動変容への意欲もわいてこない。若者を「かも」にしている社会の仕組みや歴史的潮流を話すことで気持ちを盛り上げることは効果的である。こうした会話を通じて、喫煙は過去の遺物で未来を生きる自分達にはふさわしくないという意識を高め、喫煙している大人を真似る心理から離れさせる必要がある。

HP閲覧
WHO Tobacco-Free Youth: http://www.who.int/tobacco/tobacco_free_youth/home.html
Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Tobacco_packaging_warning_messages#Argentina
タバコは美容の大敵:http://www.tobacco-biyou.jp/
リーフレット
京都府医師会:http://www.kyoto.med.or.jp/health/images/H035.pdf


【会話例】
・ 自動販売機やコンビニでこんなに簡単に買えて、きれいで景品つきで売っているのは日本くらいなんだよね。今、世界一の輸入国だってこと知ってる?
・売るほうからしたら、早くから吸ってくれるほど、依存症になりやすいから長くしっかり買ってくれるよいお客さんってわけだ。大人として情けないけどそれが事実だ。




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