7.禁煙による消化性潰瘍に対する効果
 喫煙が潰瘍治癒を遷延させることはよく知られているが、図表13に示すように、日本人285例を6年間追跡調査し、消化性潰瘍の再発と喫煙の関係を検討した調査(文献15)では、喫煙者では胃潰瘍、十二指腸潰瘍の再発率はそれぞれ48.3%、51.8%であったのに対して、禁煙者では非喫煙者とほぼ同じ16.1%、19.2%の再発率であった。


引用文献
15) 並木正義.日本医師会雑誌 1993; 110(3):53

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