(4)禁煙補助剤の選択と説明
 この2週間の禁煙補助剤の使用状況、効果、副作用を確認する。大きな問題がなければ、禁煙が継続できるよう次回受診日まで処方する。副作用が出ている場合は、その対処法についてアドバイスする。

■再診2(初回治療から4週間後)および再診3(初回治療から8週間後)
 診察の主な内容は、(1)禁煙状況や離脱症状に関する問診、(2)呼気一酸化炭素濃度の測定と説明、(3)禁煙継続にあたっての問題点の把握とアドバイス、(4)禁煙補助剤の選択と説明である。

(1)禁煙状況や離脱症状に関する問診
 前回の治療からの経過を確認する。禁煙が続いている場合は、そのことを労い誉める。禁煙して4週間以上経つと禁煙の効果として体調がよくなったことを患者が実感し始める。実感している禁煙の効果を聞き出し、確認してみよう。この作業を行うことによって、患者の禁煙継続への意欲を高めることが期待できる。
ここで禁煙効果の確認を行う例をみてみよう。


出典:ファイザー治験ビデオ「ロールプレイで学ぶ禁煙治療のためのカウンセリング」

医師のセリフ例を示す。
◆ 「●●さん、本当によく禁煙が続いていますね」
◆ 「●●さん、今日で禁煙して4週間ですね。よく頑張って続けていますね。タバコを吸いたい気持ちはどうですか?かなり楽になってきましたか?」
◆ 「タバコを吸いたい気持ちがほとんど無くなってよかったですね。禁煙が安定している証拠ですね。今日で禁煙して1ヵ月、禁煙してよかったと感じていらっしゃることがあれば、教えて下さい。」


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