(6)妊娠してからでも禁煙すれば効果がある
 禁煙の効果として十分なエビデンスがあるのは、出生体重への効果である(図表7)。すなわち、妊娠前に禁煙すれば平均出生体重は非喫煙妊婦とほぼ同じになる。妊娠してから喫煙していても妊娠30週までに禁煙すれば喫煙を継続した場合に比べて出生体重の改善がみられる。妊娠中禁煙せずに本数を減らしただけでは出生体重の改善効果はほとんど認められない。また、出産後の禁煙は子どもへの受動喫煙を避けることができるので、妊娠中に引き続き母親や周囲の家族に対しての禁煙のすすめが必要である。






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