短時間でできる禁煙の効果的な働きかけ
G職場の定期健診にきた30歳代男性。健診結果は特に問題なし。 1日の喫煙本数20本。禁煙することに関心はないが、職場の禁煙化が進んでいる。 |
今はまだお若いですし、検査値に問題もないので、禁煙の重要性はわかりにくいかもしれませんね。でも、職場の禁煙化も進んでいるようですし、肩身も狭くなってきますよね。周りにも禁煙した人が出てきていませんか?禁煙したら、喫煙する場所を探したり、タバコを吸わない人に気を遣ったりすることもなくなります。そういったことからも、禁煙をお勧めします。
【禁煙のための効果的な解決策の提案】
今は禁煙する気がないようですね。禁煙するためのお薬や禁煙が楽にできる方法、禁煙後の体重増加の対策やストレス対処の方法など、私たちは禁煙に役立つ様々なサポートを提供することができます。サポートが必要な時には、いつでも相談できる相手がいるということを忘れないでくださいね。
≪解説≫
この対象者は30歳代と若く、健康上の問題は特にないようです。重要性を高めるアドバイスは、個別性を踏まえて職場の禁煙化から行うとよいでしょう。この対象者の喫煙ステージは前熟考期の中でも無関心期であることから、禁煙したいと思った時の情報提供にとどめましょう。自分たちがどのようなサポートを提供できるか、あらかじめ伝えておくと効果的です。