日本禁煙推進医師歯科医師連盟
バレニクリンの使用に伴う意識障害と心血管イベントのリスクについて

 バレニクリンは、2008年4月に薬価収載がされ、保険による禁煙治療において禁煙補助薬として広く使用されている。バレニクリンの有効性については、アメリカのAHRQによる禁煙治療のガイドラインやコクランレビュー等で確認されているが、日英で実施された禁煙治療の実際のデータを用いた検討においても、バレニクリンがニコチン製剤単独に比べて禁煙率の向上につながることが報告されている。一方、バレニクリンの副作用として、これまで指摘され添付文書の改訂につながった禁煙後の抑うつ症状や自殺などの精神神経症状の出現や悪化の可能性のほか、今年になって意識障害や心血管イベントのリスク増加の可能性が問題となり、添付文書が改訂された。ここでは、意識障害や心血管イベントのリスクを取り上げ、バレニクリン使用との関連性について私見も含めて解説する。



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