日本禁煙推進医師歯科医師連盟
J-STOP|TOPICS タバコ税・価格の引き上げ

 2009年12月に公表されたWHOの Report on the Global Tobacco Epidemic, 2009 - The MPOWER package 2 の付録では、最も売れ筋の1箱20本入りタバコ価格の国別のデータも示している。日本では300円(3.38 米ドル)で、これは、英国では5.24ポンド(7.64米ドル)、フランス5.30ユーロ(7.38米ドル)、ドイツ4.71ユーロ(6.55米ドル)、イタリア4.30ユーロ(5.98米ドル)、米国4.58米ドル(米国のタバコ価格、タバコ税は州によって異なる)などに比べて極めて安いことは明らかである(図表1)。

 

 図表2,3は少し旧いが、英国のタバコ価格とタバコ消費量、タバコ税の推移を示したグラフである。世界銀行の「たばこ流行の抑制」では、次のように述べている。「政府当局はたばこ税の引き上げによく反対するが、その根底には、増税による需要の縮小で歳入を大幅に失うという考え方がある。かなり長期的な見通しは不透明だが、実際のところ、短・中期的にはこれと反対の現象が起こっている。価格引き上げで消費は明らかに落ち込むものの、紙巻たばこの需要は比較的変動が少ないので、短・中期的には税収が拡大すると考えられる。つまり、紙巻たばこの消費は落ち込むものの、その落ち込み幅を上回る値上げ効果があるのだ。たとえば、英国では、過去30年にたばこ税の引き上げを繰り返し行ってきた。こうした増税の実施や、喫煙がもたらす健康問題についての認識が確実に広がったことなどを受けて、この30年間で消費は激減した。紙巻たばこの年間売上本数がこの間に1380億本から800億本に減少したのである。」





Copyrightc2014 Japan Smoking cessation Training Outreach Project All rights reserved