日本禁煙推進医師歯科医師連盟
大島会長ご挨拶
 わが国の成人男性の喫煙率は1999年に50%を割り、2005年には40%を割り込みました。「たばこは吸わないのが当たり前」との社会規範がようやく日本でも定着しつつあります。また、禁煙治療の保険適用(ニコチン依存症管理料の新設、2006年度から)も4年半が経過して、やめたくともやめることの出来ない喫煙は病気(ニコチン依存症)として医療機関で治療を受けるというコンセンサスも徐々に得られるようになってきました。
 このような現状を鑑み、日本禁煙推進医師歯科医師連盟は、ファイザー財団(ニューヨ−ク)のグラントを得て、2008年度から禁煙治療の質の維持・向上と普及を目的してJ-STOP(Japan Smoking cessation Training Outreach Project)に取り組んできましたが、大阪府での試行実施を経てこのたび全国展開をする運びとなりました。J-STOPでは、禁煙治療をこれから始めたい医療保健従事者がその理論や基礎から実践までをスムースに学べるだけでなく、禁煙治療に既に実際に従事している方にとっても、海外での新しい知見を含めた最新の知識とスキルを学んでいただける教育プログラムを用意しています。
 これらのプログラムは先進的なe-Learningシステムで提供され、日常の医療業務に忙しい先生でも、それぞれのペースで、自分の進捗を確認しつつ学べるように工夫されています。
 多くの医療保健従事者の方々にJ-STOPを活用していただく事により、質の高い禁煙治療が普及して多くの喫煙者が禁煙して喫煙者が絶対少数となる、喫煙者が絶対少数となれば、受動喫煙防止のための法的規制やたばこ税・価格の大幅引き上げの継続実施も実現して、この環境の変化が多くの喫煙者を禁煙に動機づけると言う好循環が廻りだすものと期待しています。

2010年10月1日 
日本禁煙推進医師歯科医師連盟 前会長  大島 明 


Copyrightc2014 Japan Smoking cessation Training Outreach Project All rights reserved